コミュニケーションは大丈夫ですか?

あなたの店には何人の従業員がいるでしょうか?

一人で店を運営できない以上、少なくても二人はいるはずですね。その従業員とコミュニケーションは取れていますか?

売上がいいときは問題にならないのに、売上が思わしくなくなると問題になるのがコミュニケーションです。

あなたは部下に「言いたいことがあったら何でも言ってくれ。扉はいつでも開けてある」とか言っていませんか?

コレで「自分は何でも言える環境を作っている」と、コミュニケーションを取っているつもりなら大きな勘違いです。

私も売場主任になった頃、4人の部下にそう言っていました。それでコミュニケーションを取ったつもりになっていました。

その1年後。売上が思うように上がらなくなり、フロア長が全従業員を集めて言いたいことを言わせる機会を作りました。

そのとき私の売場の問題として部下に言われたのが「主任が何を考えているのかわからない」でした。

そうなんです!

私は「何でも聞くよ」とは言ったものの、私が何をやりたいのか、どんな売場にしたいかを話したことは一度もなかったんです。

コミュニケーションのスタートは、自分の思いを相手に伝えることなんです。

特に、上司と部下の関係ではココが重要です。部下が上司にもの申すのは勇気がいることなんですよ。

あ、あなたにはわからないかも知れませんけど……。店長になるような人は、平気で上司に文句を言えたりしますからね。でも、そんなのはあなたぐらいなんですよ。

え? 何を伝えればいいのかって?

何よりもまずは、次の質問に答えてください。

あなたは、あなたの店をどんな店にしたいのですか?

コレをあなたの部下に伝えてください。ここからコミュニケーションは始まります。

     小宮秀一   
  コラム   

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