弱みは強みでもある

私がいたパソコン専門店はアップルやIBMが販売シェアの上位に来る店でした。普通は、NECや富士通と言ったナショナルブランドが上位です。

コレって強みでしょうか? 弱みでしょうか?

どちらとも言えるんですね。

「アップルやIBMに強い」と思えば強みです。一方、「NECや富士通はもっと売れるはず」と思えば弱みです。

ちなみにその店は弱みだと思いました。

実はそう思わせた当事者の一人が私です。

弱みを克服しようとしました。

NECや富士通をもっと売ろうとしたわけです。

そのためには、アップルやIBMが占めていた「ポジション」をNECや富士通に渡すわけです。

強みは消えてしまいました。

「弱みの克服は慎重に」がそれ以来、私の教訓です。

     小宮秀一   
  コラム   

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