店作りはやり過ぎないことが大事

やり過ぎると質が落ちるからです。

今時の店は人が足りないのが当たり前です。しかも、景気の回復で空前の人手不足ですし。

それでも、仕事の量は変わらないわけで。

むしろ、情報システムが進化したことで増えているかもしれません。

いずれにせよ、一人当たりの仕事量は増えています。

人は減り、仕事は増える。

私たちはどうすればいいのでしょうか?

選択肢は2つしかありません。

サービス残業、サービス休出して仕事を片付けるか、仕事を止めるかです。

今のご時世、サービス残業、サービス休出をさせたら間違いなく叩かれます。某政治団体はヤ●ザよりたちが悪いですから要注意です。

「従業員にはさせられない、だから店長が」となりがちですがちょっと待った!

店長がサービス残業、サービス休出したら仕事の質が落ちます。

どうして仕事の質が落ちるのか?

店長の仕事は選択することです。

人は選択肢が多くなればなるほど選べなくなります。

なぜなら、選択にはものすごくエネルギーが必要だからです。疲れるから選択できなくなるんです。

疲れるから一番安易な選択をしてしまいます。一番安易な選択とは何もしないことです。何もしなきゃ売上は上がりませんわね。

店長の仕事の質が落ちると言うことは店の質が落ちることに直結するのです。

つまり、答えは一つだけ。

今までやっていた仕事を止めるしかないんです。

やらないよりやった方がいい仕事、できればやった方がいい仕事は思い切って止めてしまうことです。

たとえば4Sは店作りの基本です。が、隅から隅まで全部をきれいにしていたんではいくら人がいても足りません。

「ココは毎日清掃する」「ソコは暇なときにやる」と言った具合に優先順位を決めてしまうことです。

どうせ全部はできないのです。

ただ、従業員に「仕事の優先順位を決めろ」と指示するのは店長の責任放棄です。

仕事の優先順位はあなたが決めて下さい。

それがあなたの責任です。

     小宮秀一   
  コラム   

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