あなたの考え方の癖は?

人間には癖があります。身体の動きや話し方だけではなく、考え方にも癖があります。

たとえば、私たちセールスマンは「人は、好きなことを繰り返す」と言うことを知ってます。この癖を利用すれば、お客様が欲しいときに、欲しい商品を勧めることができます。

あなたは自分の考え方の癖はわかっていますか?

ヤフーニュースで、使いこなせない?使い道がない?家電ランキングベスト5と言う記事を見ました。

このニュースを見てどう思うかで、あなたの考え方の癖がわかります。

ちなみに、いつまでリンク先があるかわからないので順位だけ書いておきます。

  • 1位 スマートフォン
  • 2位 ミキサー、フードプロセッサー
  • 3位 PC
  • 4位 デジカメ
  • 5位 食器洗浄機

「家電には興味ない!」という人もいるでしょう。

私がなじみ深いので、たまたま家電のニュースを取り上げましたが、似たようなニュース、あなたの商品でもありますよね?

そうしたニュースを読んだとき、あなたはどう考えることが多いですか?

「スマホは、みんな使いこなせないと思っているのか…。と言うことは、使い方を知ってもらえれば、もっと売れるかな?」

こう考える人は、物事のプラスの面に目が行く癖があります。

一方で、こう考える人もいます。

「スマホは、みんな使いこなせないと思っているのか…。と言うことは、これからスマホは厳しくなるかな?」

こう考える人は、物事のマイナスの面に目が行く癖があります。

コレ、どちらが良い悪いというのではありません。

確かに、売れるセールスマンはプラスの面に目が行く癖があります。しかし、こういう人は「根拠のない大丈夫」で重大な問題を起こすこともあります。

トップセールスマンにクレームが多いのは、それだけ売っていることもありますが、マイナスに目を向けないからとも言えます。

マイナスに目が行くのは悪いことではありません。「○○は絶対安全」とか言って、マイナスに目を向けないと大変なことになりますからね。

あなたは、プラスとマイナス、どちらの癖がありますか?

自分の癖を知って、その逆を意識して考えるようにしてみてください。

たとえば、「この商品、売れそうもないな…」とマイナスに考える癖がある人は、「プラスの面を見落としていないか?」を意識して探すようにします。

「この商品、売れる!」と、何の根拠もなくプラスに考える癖のある人は、「マイナスの面を見落としてないか?」を探すようにするのです。

こうすれば、プラスの面、マイナスの面、バランスよく考えることができて、より正しい判断が下せるようになります。

     小宮秀一   
  コラム   

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