店長になる前、あなたはどんな仕事をしていましたか?
販売員でしたか?
もし、そうなら売場に立つとか、あるいは営業に出るとかしてセールス技術をさび付かせないように忠告します。また、もし、セールスの経験がないのなら、今からでも遅くはありません。セールスの勉強をお勧めします。
なぜなら、モノを売るスキルは一生使えるからです。店長は責任を取らされやすいポジションです。いつ会社をクビになってもいいように、一生役に立つスキルを勉強しておくことをお勧めします。
もっとも、セールスの資格なんてありませんけどね。
販売士という資格がありますが、これにはセールステクニックは含まれていません。そもそも、試験に販売の実地試験がありませんからね。私は二級販売士を持っていたので断言できます。販売士の資格なんて、持っていても給料が高くなるわけではないし、ましてや、優秀な販売員の保証でもないので何の役にも立ちません。
セールスは練習で学ぶしかなく、本で勉強したら使えるものではありません。
私はある時期毎日1冊本を読んでいたことがあります。全てのセールスノウハウ本は、99%同じことが書かれています。私はこれらのノウハウを自分のPCでデータベース化して整理したので断言できます。これはセールスノウハウ本を批判しているのではありません。セールスに、誰も知らないすごいノウハウなんてないんです。
セールスがうまくなりたかったら練習することです。ロールプレイングなんて役に立ちません。仕事で練習するんです。と言うか、それ以外の練習など意味はありません。
ぜひ、お客に練習相手になってもらいましょう。そして、本で学んだ知識を実際に試して見ましょう。そして、あなたがカンタンに使えて、かつ効果があった(売上に結びついた)ノウハウだけを残して他は捨てましょう。
例えば、私が集めた限り、集客テクニックは140個ありますが、私が実際に使っていて役に立つのはそのうちのごくわずかです。でも、それで充分役立っています。
ノウハウを集めるのは結構ですが、実際に使ってみて、効果があったものだけを残す、これがセールスのスキルを磨く唯一の方法です。