セールスの仕事を経験しておいて良かったと思うことがあります。
それは、物事のプラスとマイナスの両面を見られるようになったことです。
ほとんどのセールスマンは、他人が用意した商品を売っています。
商品を仕入れて売る店は、仕入れる人と売る人は別ですし、自社で商品を作る店も作る人と売る人は別です。
セールスマンの元には「誰が売れると思ったんだろう?」と言う商品が廻ってくることが多々あります。
幸か不幸か、セールスマンには選択の余地はありません。与えられた商品を売るしかないのです。
たとえ「誰が売れると思ったんだろう?」と言う商品でも、良いところを探して売らなければならないのです。
で、探してみると「これは売れない」という商品でも良いところはあるモノです。
それは、欠点と表と裏の関係だったりすることが多いんですね。
たとえば、価格が高いというとマイナスですが、贅沢な品と言えばプラスになるように。
だから、マイナスな環境にある人には自信を持ってアドバイスできます。
「あなたのスグ側に必ずプラスなことがあるはずです。諦めずに探してください」と。