お客様が知りたいことを伝えているか?

モノを売るには、お客様の知りたい情報を提供しなければなりません。

あなたはお客様の知りたいことをちゃんと伝えているでしょうか?

残念なことですが、お客様が知りたいことを一番わかってないのが現場だったりしますから要注意です。

あなたは商品に関するお客様の質問で困ったことはないですか?

少なくても自分の担当する商品なら「そんなことはない」のが本来ですが、恥ずかしながら私は何度もあります。

パソコンの説明をしているのに「紙はどこにセットするんですか?」と聞かれたことがあります。

一瞬何を言っているのかわからず、フリーズしてしまいました。

そのお客様の言いたいことは次の通り。

「パソコンで作った文章や絵を紙に印刷するのは当然。だから、パソコンにプリンタが付いているが当然」と思っていたのでした。

お客様に言われるまで、こんなコト考えたこともありませんでした。また、メーカーの販売資料にもそんなこと一文字も書いてませんでした。

毎日お客様に接し、お客様のことを一番知っている現場の人間でさえこの有様なのです。

お客様が本当に知りたいことをわかってないし、わかってないから伝えられるわけがないのです。

接客する店は、お客様から直接話を聞くことができて、セールストークを調整することができますが、接客しない店の場合は要注意です。

もしかしたら、その売り方は見当違いなのかもしれないのです。

あなたはお客様の知りたいことをちゃんと伝えているでしょうか?

お客様をよく見て、お客様の声に真摯に耳を傾けているでしょうか?

     小宮秀一   
  コラム   

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