あなたは銀行や株主に、あるいは上司に、理不尽なことを言われて腹を立てることはありませんか?

たとえば、「もっと接客回数を増やせ!」と言いながら「もっと接客の質を上げろ!」とか。

量と質は反比例するのに両方同時にできるわけがありません。

こう言うのを無理難題と言います。

こうした傾向は実績を上げている人になればなるほど強くなります。

彼らはある種の「無理」を実現した人なのでそうなるのでしょう。

カリスマ社長の下で働く人は本当に大変だと思います。

と、自分たちはさも被害者みたいなことを書いていますが、実はあなただって十分理不尽なんです。

特に厳しい経営環境で前年比を越えたり、維持したりする店長も無理を実現した人なんです。

あなただって十分に理不尽なはずなんです。

だから気を付けろなんて言いません。

ただ、「自分は理不尽ではない」という思い込みは部下から見てもイタイです。

自分も理不尽なのだと、自覚だけはしておきましょう。

     小宮秀一   
  コラム   

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