展示で売上を上げるたった一つの方法

先週の土日、いろいろな店を見てきました。

アパレル系のお店は商品を展示(ディスプレイ)しています。

展示する商品は売りたい商品のはずですよね?

そうじゃない展示は店員の自己満足だし。

頑張ってコーディネートしたのはわかりますが「それじゃ売れないだろう」という展示を数多く見ました。

展示の基本ができてないんです。

ちなみにココでいう展示は、店頭の展示ではありません。店頭の展示は集客のための展示です。

私が「基本ができてない」というのは売場の中で行なう売るための展示のことです。

売るための展示の基本とは?

ものすごくカンタンなコトです。

展示の側に在庫を置くと言うことです。

「そんなの当たり前だろ?」って思いますよね?

でも、こんな当たり前のことができてない店がたくさんあるんですよ。

展示のシンプルなポロシャツが気に入ったので、下のハンガー陳列を探しましたが見つかりません。

若い女性の店員さんに「コレ、Mありますか? どのくらいの大きさか見たいんですが」と聞きました。

すると店員さん、私が探していた場所で探し始めましたがありません。

「普通、そう思うよね。でもそこにはなかったんだ」と心の中でつぶやきました。

ないとわかると「少々お待ち下さい」と言ってチーフと思しき男性の元へ。

彼がやってきて、またしても私が探していた場所で探し始めましたがありません。

すっかり購買意欲が冷めた私は「急いでいるので。どうもありがとう」と言って店を後にしました。別に急ぎの用事なんかないんですけどね。

展示を見て「これいいな」と思ったら、自分に合うサイズがあるか探したり、色違いを探したりしますよね。だから、展示の側に在庫があるべきなのです。

このことをきっかけに他の店もチェックしてみました。すると、展示の側に在庫がないのが20展示中13展示ありました。

考えたくないですが、コレで「展示しても売れない」と報告しているのでしょうね。

店作りは当たり前のことを当たり前にやれば必ず売れる店にできます。

展示で売上を上げたいなら、展示の側に在庫を置いて下さい。

     小宮秀一   
  コラム   

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