仕事と作業の違いは大きいです。
同じことをするのでも、作業だときついですが、仕事としてやると楽しくなったりします。
あなたは従業員に仕事をさせていますか?
「アルバイトやパートがスグに辞めてしまう」、「なかなか人が集まらない」なら従業員に作業をさせているのかもしれません。
売場でやることを作業として考えたらこれほどつらいことはありません。
単純作業が多いし、やることは山ほどあるし、クレームを受けることもある。
だからと言って給料が高いわけでも、福利厚生が充実しているわけでもない。
コレはきついです。
私たちが待遇を改善することはできません。
しかし、仕事を与えることはできます。
では、作業と仕事の違いとは?
作業とは手順を教え、その通りに事を進めさえることです。
一方、意味を理解させた上で創意工夫させるのが仕事です。
たとえば、トイレ掃除。
トイレ掃除の手順を教えて「この通りにやれ」とやらせるのが作業です。
トイレ掃除をする意味を教え、手順を教え、その意味を実現するために創意工夫をさせるのが仕事です。
あるコンビニはトイレ用洗剤の匂いが店内に漏れていました。
それを改善したのは若い女性のアルバイト。
彼女は様々なトイレ用洗剤を試しました。
そして匂いが残らないトレイ用洗剤を見つけました。
コレは店長が「トイレ掃除をする意味」を教えていたからできたことです。
「作業」ではなく、「仕事」をさせるのは従業員の機嫌を取るためではありません。
その方がいい店を作ることができるから「仕事」をさせるのです。