あなたの店に顧客リストがあるなら、あなたの店でもっとも高い商品を売り込んでみましょう。
売り込む手段は、連絡先がわかるなら、訪問でも、ダイレクトメールでも、電話でもいいです。あなたが慣れている方法で売り込んでみてください。
ただ、勘違いしないでください。売り込むのであって、売りつけるのではないことを。
売りつけるとは、お客様がほしくないのに売ることです。一方、売り込むとは、購買決定プロセスを一段ずつ上がって、お客様が商品を買いたくなる段階にして売ることです。
この2つはまったく違います。売りつけると大切な顧客を失いますから注意してください。
なぜ、最初に高額商品を売るのでしょうか?
それには2つ理由があります。
一つは、顧客リストが生きているかを確かめるためです。生きているとは、顧客があなたの店に絆を感じているかと言うことです。
高額商品を売って反応がゼロなら顧客リストは死んでいるのかもしれません。顧客とあなたの店の絆は切れてしまったと言えるでしょう。
もし、絆が切れてしまったのなら顧客リストに価値はありません。絆を取り戻すためにセクション3へ進んでください。
高額商品を売るもう一つの理由は、販促の原資を稼ぐためです。
販促にはお金が掛かります。販促費として予算が付いていればいいですが、そうでなければ調達しなければならないです。ない袖は振れないのですから。
ではどうするか?
経費は顧客に払ってもらえばいいのです。粗利のたっぷりある高額商品を売ることで、販促費用を捻出するわけです。